2017年03月31日

観測所メンテツアー by高井

 こんにちは、28代観測所委員の高井です。そしてこの間いっとうの機長となりました。役員ではありませんが、是非ともお見知り置きのほどよろしくお願いします!
 さて、「ん、観測所って何だ?」という方もいると思うので説明します。東大天文部では山梨県小淵沢に観測所を所有しており、天文部員であれば観測所委員に利用する旨を伝えた上で利用することができます。ちなみに、28の観測所委員は自分と会計の水田の2名です。
 今回の記事では、その観測所の存在を確認して清掃するという観測所メンテツアーの様子について(詳しすぎるほどに)報告します!

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 2月22日10時、1台のハイエースが学生会館の前に止まった。銀マットや望遠鏡などの機材や荷物が積み込まれ、10時半7人を乗せた車は走り去った。変なルートを推奨するカーナビを無視しながら、ハイエースは佐合の運転で甲州街道をひた走る。調布ICから中央自動車道に乗り、12時ちょうどに定番の休憩場所、談合坂SAに着き昼食休憩。運転手は免許とりたてのよこしに交代。何の不安感もなく順調に高速を小淵沢ICで降り、狭い道も難なく運転して14時には観測所に到着。
 ハイエースから出て辺りを見渡してみると、南側に林がある以外は三方向開け、遠くには雪をまとった八ヶ岳連峰を臨めることができ、なかなかのナイスビューだった。雲が立ち込めていることを除けば。当の観測所は、1年間人が訪れていないこともあり、周りが雑草に覆われていた。廃墟感がすごい。観測所には2つのプレハブ小屋と簡易トイレがあり、居住棟と機材棟という名前がついている。ちなみに、電気・ガス・水道はいずれも通っていない。鍵を開けて入ってみると、クモの巣が至るところに張ってあった。うん、外見の雰囲気を裏切らない内装。とりあえず機材棟に置いてあった鎌を用いて皆で草刈り。まるもが結構ノリノリで刈っていた。そして部室で大きく場所を食っていたドブソニアン望遠鏡を置いていき、新たにMT130をトランクに載せた。
 観測所周辺の環境を調査するのも今回の目的の一つなので、一旦観測所をあとにした。スーパー(車で5分)やホームセンター(車で25分)に行き、軍手、電池、飲料水や食料などを確保した。その後、手を洗うなどのための生活用水を用意するため、タンクに水を汲めるような水道を探した。引き継ぎ資料に書いてあった水道を見つけるのにだいぶ手間取り、同じところをウロウロする不審車両になりかかった。無事に汲み終え観測所に戻ると、日は既に沈み雨も降り出していた。
 灯りを灯して居住棟の掃除を始めると、数々の捨てにくいものが出てきた。期限切れの電池、ガスコンロ、布団、草刈り用バーナーなどなど。どれももう使えないと思えるものばかりで、先輩の方たちも捨てたかっただろうが処理が面倒でそのままにしたのだろう。もちろんその気持ちは自分たちも同じで、捨てられたものは電池などの小物だけだった。
 居住棟の整理を終えると、再度観測所を離れた。近くのお食事処で夕飯を済ませ、車を10分ほど走らせた場所にある道の駅で温泉に浸かった。再び観測所に戻った頃には時刻は23時を回っていて、雨も強くなる一方だった。ドライバーの3人と上山が車中泊、自分とまるもと森兼が観測所に泊まることになった。床に銀マットを敷き、カイロを服にペタペタ貼った上で、寝袋にくるまって寝た。こうまでしてもまだ寒い。(火事を恐れて暖房はつけなかったので)室温は外気温とほぼ同じ。雨風ならば防げる。そんな感じだった。頑張って寝て目が覚めたのは5時。それ以上はもう寝れず、3人とも起きてしまった。車中泊の4人はまだぐっすり寝ているので、寒さに震えながら居住棟で仕方なく待機。20年以上前から記録されている観測所ノートを読んだり加筆したりして過ごした。7時半に車中泊組も起きて、機材棟の掃除と居住棟からの撤収を行なった。
 10時観測所に別れを告げ、周辺の観光スポットであるシャトレーゼ白州工場へ。シャトレーゼと聞いてパッと思い当たらない人が多いと思うが、小さい頃にメロンやみかんの形をした容器のアイスを食べたことはないだろうか?そのアイスを作っているのがシャトレーゼである。小淵沢周辺の雪解け水は名水として有名らしく、おいしいアイスができるとのこと。その名水はお酒にも利用されていてサントリーの醸造所も近くにある。さて、何とこのアイス工場、無料でアイスが食べ放題!1つ150〜400円するアイスが何種類も置いてあり、何個でも食べられる。ただ冬だったので皆2,3個しか食べなかった。ぜひ夏に来たい。アイスを食べて体の芯まで冷えた我々は帰途についた。そして14時半無事駒場へ到着!
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 ダラダラと観測所メンテツアーの概要を書き連ねました。今回は天気も雨で恵まれず気温もとても低かったので、あまりプラスのことは書けませんでした。しかし、観測所周辺は晴天率が高く星がきれいと有名で、観測地として恵まれています。晴れれば周りには遮る木はあまり存在しないので観測にもってこいの場所です。さらに、冬以外の季節であれば、星空観測の名所、観音平へも車で気軽に行くことができ、観測の拠点としても使えます。肝心の東京(駒場)からのアクセスも、車であれば2時間半ほど、電車で行っても3時間ほどです。そして宿泊料は1泊500円という破格の値段!観測会などが企画されたり個人的に行きたくなったりしたら、ぜひ観測所に訪れてみてください。その際は観測所委員に連絡するのを忘れずに!
posted by 天文部 at 22:03| Comment(0) | 日記
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